2024年03月21日
2月のエチレン生産448千トン、前年比3.5%増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会が21日発表した2月の生産実績によると、エチレンの生産は前年比3.5%増の448、500トン(前月比▲5.9%)だった。定修センターは今年、前年ともなし。

 稼働プラントの実質稼働率は80.7%(前月80.3%、前年80.8%)だった。
 誘導品の生産を前年同月と比較すると、プラスはPS、塩ビモノマー、MMAモノマー、EO、EG、AN、SBR、BR、ベンゼン、キシレンの17品目中9品目、マイナスはLDPE、HDPE、トルエンなどの8品目だった。
 
 同協会は動向について、「消費マインドには改善の動きが継続して見られている。生産マインドも強気トレンドが続いている」とし「樹脂分野はフィルム等の包装分野はLD、HD、PPの3樹脂で前年比マイナスが続いている。包装以外では、HDは射出成型分野に増加傾向が見られるが、LDPEはほとんどの分野で出荷が低迷している。PPは射出成形分野以外の出荷がマイナス、PSは電機・工業分野に増加が見らるが他はいずれもマイナスとなった」と報告している。
 
18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1710998459.2 18品目生産実績(石化協)

4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1710998459.pdf

MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1710998459.pdf