2024年03月25日
三洋化成、高吸水性樹脂事業から撤退
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三洋化成

 三洋化成工業は25日、同日開催の取締役会で、現行「新中期経営計画2025」に基づく構造改革の一環として、高吸水性樹脂(SAP)事業及び中国江蘇省南通市における界面活性剤・ウレタン樹脂製品等の生産事業から撤退することを決めたと発表した。
 
 アジアのSAP市場に新規メーカーの進出が相次ぎ、事業環境が悪化、今後も改善の見通しが立たないため撤退を決めた。SAPでは一時、市場のリーディングカンパニーの地位にあった。
 今後はカーボンニュートラル及び QOL(生活の質)の向上への貢献ができる成長事業へ経営資源を集中し、基盤事業の改革と展開、新規事業創出を両輪に推進していく方針、2025年度営業利益150億円を目指す。

■事業撤退に伴い解散または異動(持分譲渡)を検討する子会社
▽2024年度中の異動(持分譲渡)を検討中の子会社
・三大雅精細化学品(南通)有限公司(SDN)
▽2024年3月末に生産を停止し、解散する子会社
・SDPグローバル(マレーシア)SDN.BHD.(SDPM)
・三洋化成精細化学品(南通)有限公司(SKN)
▽2024年度中に生産を停止し、解散する子会社
・SDPグローバル株式会社(SDP)

ニュースリリース参照
・子会社の事業撤退および特別損失の計上に関するお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1711344170.pdf

・2024年3月期連結業績予想の修正に関するお知ら
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1711344170.pdf

・連結子会社の異動(持分譲渡)に関する検討開始のお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1711344170.pdf