2024年03月26日
味の素と東工大、たんぱく質研究で手島精一賞
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:味の素

 味の素は、東京工業大学と共同で進めてきた、たんぱく質を高分泌生産する微生物を短期間で取得するスクリーニング技術の開発に関する研究成果が、令和5年度手島精一記念研究賞「研究論文賞」を受賞したと発表した。 同社は現在、実用化に向け、HikariQ Health(東京都港区)とさらに研究を実施中だ
 手島精一記念研究賞は、東工大の前身である東京工業学校の校長だった手島精一氏の功績を記念するために創設されたもので、同大学の特に優れた研究に対し6つの賞が授与される。

 今回の研究は微生物が分泌したたんぱく質を検出するバイオセンサー「Quenchbody(Q-body)」技術と、同社の高速スクリーニング技術を併用し、目的とするたんぱく質を高分泌生産する技術で、これにより微生物の短期間での取得が可能となる。将来的には有用なたんぱく質の高効率生産が期待される。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1711415940.pdf