2024年03月27日
伊藤忠、石川県珠洲市へ水洗トイレ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

 伊藤忠商事は27日、能登半島地震の被害から立ち直ろうとしている石川県珠洲市へ、自己処理型水洗トイレ「トワイレ」を1台、寄贈すると発表した。

 能登半島の最先端に位置する珠洲市の宝立地区沿岸部は、地震と津波で大きな被害を受けており、被災者や復旧活動に携わる人たちを支えるためのインフラ整備が急務となっている。

 「トワイレ」はニシム電子工業が2020年に販売開始した、上下水道設備や電源がなくても使える移動可能な水洗トイレで、伊藤忠はその代理店。独自の浄化処理技術によって排泄物はトイレの中で生物分解され、フィルターでろ過浄化された水は洗浄水として再利用できる。さらに太陽光発電設備とリチウムイオン電池を備え、日照がなくても約3日間利用することができる、などの特長を有している。

■トワイレの主な仕様
・処理能力:300回/日
・受入容量:1,200リットル(本体+余剰タンク)
・処理方法:生分解(微生物処理)+膜ろ過方式
・本体重量:3,500kg(太陽光、蓄電池含む)、運転時 4,500kg
・サイズ :高さ2.7×幅5.4×奥行2.3 メートル