2024年03月29日 |
東北大「サルの脳に足し算、引き算の細胞」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院の虫明元教授(生体システム生理学)らの研究グループは29日、サルの脳に足し算、引き算を行う際に強く反応する細胞があることを世界で初めて発見したと発表した。 これらの細胞は左右の手の運動にも強く関与しており、足し算細胞は右手の運動、引き算細胞は左手の運動と関連していることも明らかとなった。このことから、計算という抽象的な操作を実行するにあたっては、大脳の手の運動を調節する細胞を再利用(リサイクル)していることが示唆される。 今回の研究結果は、言語を持たない霊長類でも基本的な足し算、引き算が可能であることを示している。我々がどのように数学を理解するか、そのメカニズムの理解につながる可能性がある。 本研究成果は2024年3月28日「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20240329_01web_.pdf |