2024年04月01日
三菱ケミ・筑本新社長「大きな課題に挑戦」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ
筑本 学社長

 新年度スタートの4月1日、三菱ケミカルグループの社長に就任した筑本学(ちくもと・まなぶ)氏は同日、「 KAITEKI実現に向けて一緒に仕事をしていきたい 」と全社員に向け挨拶した。
 
 「みなさんは、毎日仕事をする上で、当社のPurpose(パーパス)を意識していますか」と問いかけた上で、「私たちの一つひとつの製品、仕事はこのパーパス実現のためにある。いつもこのパーパスを思い出してほしい」と訴えた。
 
 また「化学産業は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど大きな課題に直面している。いま、新たに2035年に向けたビジョンと戦略の策定に取り組んでいる」として、「安全とコンプライアンス」を最重視し「安全・安心が確保され、一人ひとりが尊重され、信頼し合える職場であることがすべての土台になる」と説いた。
 
 さらに「思い込み」「希望的観測」「思考の停止」「想像力の欠如」を4つの悪習とし、徹底的に排除する。「忖度をしない、させない」も大事で、思ったことが言い合える職場であってほしいと強調。
 
 一方、仕事をしていく上で大切なこととして、(1)家業だと思い真剣にやる(2)仲間に感謝する(3)人生を楽しむの3点をあげ、「皆と一緒にいろいろなことに挑戦していきたい。その先にどんなKAITEKIが待っているのか、今から楽しみにしている」と結んだ。
 
■筑本 学氏の略歴
 1964年6月生まれ、広島県広島市出身。
 1988年、三菱化成工業(現三菱ケミカル)入社。ポリマー本部フェノール・ポリカーボネート事業部長、エムシーシーPTAアジアパシフィック社長、三菱化学シンガポール社長などを経て2018年三菱ケミカルホールディングス執行役員、23年三菱ケミカルグループ執行役エグゼクティブバイスプレジデント ベーシックマテリアルズ所管。24年4月から現職。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1711938381.pdf