2024年04月02日 |
NEDO、火力発電所のアンモニア転換 実証開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは1日、JERA、IHIと共同で、世界初となる石炭火力発電所のアンモニア燃料への大規模転換実証試験をJERA碧南火力発電所(愛知県碧南市)で開始したと発表した。アンモニア20%を転換する。24年6月まで実施する。 アンモニアは水素を低コストで効率良く輸送・貯蔵できるため、エネルギーキャリアとしての役割だけでなく、火力発電の燃料として直接利用できる。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない燃料として、温室効果ガスの排出削減に大きな効果が期待されている。NEDOでも脱炭素化への第一歩となる重要なプロジェクトと位置づけている。 JERAおよびIHIでは2025年3月までに、社会実装に向けた火力発電における燃料としてのアンモニア利用技術の確立を目指す。転換技術の確立を通じて、再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギー供給基盤を提供していく方針だ。 |