2024年04月09日 |
北大、ガン診断に未踏の波長の光利用 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:北海道大学 |
北海道大学 先端生命科学研究院の門出健次教授と理化学研究所の神隆上級研究員らの共同研究チームは9日、短波赤外蛍光イメージングの医療応用に向けた蛍光色素の開発に成功したと発表した。この成果は、短波赤外光を利用した非侵襲イメージング技術を医療応用するうえで非常に重要な基礎技術となる。 短波赤外蛍光イメージング技術の開発は、近年、世界的な研究競争が行われているが、ヒトでの応用が可能な短波赤外蛍光色素の開発には成功していなかった。今回、共同研究チームは、ヒトで唯一使用が認められているインドシアニングリーン(ICG)をベースに短波赤外蛍光を発する類縁体を開発し、短波赤外蛍光イメージングの医療応用への道を開いた。 同研究成果は、4月1日公開の「ACS Applied Materials & Interfaces」誌にオンライン掲載された。 (詳細) https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/240408_pr.pdf |