2024年04月09日
クラレ「ランドセルは海を越えて」7200個寄付
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレは9日、今年で21回目となる国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」で、全国から集まった7200個の使用済みランドセルが贈り先のアフガニスタンに向かったと発表した。6日に埼玉県三郷市で出発セレモニーが開催され、同社の川原仁社長や今年入社したばかりの新入社員64人、ほかに同社社員でもある女子スキージャンプの高梨沙羅選手ら計約200人が集まり、全国から寄せられた色とりどりのランドセルの仕分けや梱包を行った。

 「ランドセルは海を越えて」は、6年間の思い出が詰まったランドセルを全国から寄付してもらい、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントする活動で、2004年に開始して以来、これまでに15万個を超えるランドセルが海を渡った。
 
 開会式で川原社長は、「アフガニスタンの子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、また、ランドセルを提供してくださった方々に感謝し、その懸け橋として心を込めて作業しましょう」とあいさつ。
 作業は、ボランティアの手によって、目立つ汚れや破損がないかなどの確認を終えたあと新しいダンボール箱に箱詰めされた。ランドセルと一緒に、ノートや鉛筆、クレヨンなどの学用品も詰め込んだ。ランドセルは今後日本を出発し、秋から冬にかけてアフガニスタンの子どもたちの元に届けられる予定だ。
 


ランドセルの発送に集まったボランティアたち