2024年04月11日
UBE、リサイクル炭素繊維活用し新製品
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:UBE

 UBEは11日、温室効果ガス削減や環境負荷低減を目的とした、新しいコンポジット製品を上市したと発表した。 同社の長年にわたるエンプラ開発技術とトレーサビリティを有するリサイクル炭素繊維技術を活用した。
 製品開発では、三菱ケミカル子会社の新菱(本社:福岡県北九州市、土山正明社長)の炭素繊維を含有する部品から高品質な炭素繊維を取り出す技術を採用した。
 
 UBEはリサイクル炭素繊維を各種ナイロンに添加するとともに、様々な機能改良を施すことで、炭素繊維の製造時に発生する GHG 排出量の削減や部品の軽量化や高機能化により、エネルギー使用の削減に貢献するコンポジット製品を実現した。今後、自動車、スポーツ関連市場に向け積極展開する。

<用語の解説>
◆トレーサビリティ : 原材料調達から製造工程、出荷、販売の各工程で、製造者・仕入先・販売元などを記録し、識別・追跡可能な状態にする仕組み。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1712813331.pdf