2024年04月11日
ダイセルの「mRNA ワクチン」米学会で発表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:ダイセル

 ダイセルは11日、同社が開発した動物実験用新規投与デバイス「アクトランザ ラボ」を用いた研究成果を、東京医科歯科大学の内田智士教授が講演し紹介したと発表した。
 講演では、動物実験において、ナノ粒子が必要とされてきた mRNAワクチンを、同社のデバイスを用いて裸のまま投与することで免疫を誘導できることが報告された。
 内田教授らがの研究しているmRNAワクチンは、LNP (lipid nanoparticle 脂質ナノ粒子)を用いて投与することが不可欠とされてきた「常識を覆すワクチン」として期待されている。
 研究は日本医療研究開発機構(AMED)先進的研究開発戦略センター(SCARDA)の研究課題に採択され、現在2026年の臨床試験開始が予定されている。
 なお講演内容の詳細は「Molecular Therapy」オンライン版(4月3日付)に掲載された。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1712821641.pdf