2024年04月17日 |
デンカ、米国CRゴム問題で新対応検討 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは17日、アメリカ環境保護庁(EPA)が4月9日(現地時間)、同社米国子会社のデンカ・パフォーマンス・エラストマー社(デンカの出資比率70%=DPE)をめぐり、クロロプレンゴム(CR)製造施設に適用される、新たな化学物質の大気排出規制を公表したと発表した。 新規制はクロロプレンモノマー排出量の大幅な削減を求める内容となっており、官報公示日(現在未公示)から60日後に施行され、対策を講じるまでの猶予期間は施行日から90日以内となっている。 これに対してDPEは、クロロプレンモノマーの発がん性が過剰に評価されているとして、これまでEPAに対して、最新の科学的知見に基づき発がん性評価を正当に見直すよう求めていた。 今回の新規制は、最新の科学に基づいき正当な評価の見直しが行われたとは考えられず、DPEの操業継続にも重大な影響を与える内容となっていることから、DPEはEPAに対して猶予期間の延長要請を予定しているほか、新規制の見直しに向け、米国連邦控訴裁判所への提訴を含む、あらゆる措置を検討するとしている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1713340802.pdf |