2024年04月23日
日産化、三和化研と核酸医薬品で戦略的提携
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日産化学

 日産化学は23日、スズケンの子会社で医薬品の開発や製造を担う三和化学研究所(本社:愛知県名古屋市、磯野修社長)と、新規核酸医薬品の創出を目的に戦略的提携を行うことにし契約締結したと発表した。
 
 三和化学研究所は1953年設立の医薬品メーカー。資本金21億円でスズケンの100%子会社。日産化学は「新規修飾核酸MCE」と、「一本鎖ヘテロ核酸ss-HDO」など、独自の核酸技術を有し、核酸創薬プラットフォームを構築している。
 日産化学と三和化学の提携関係は早く、2019年3月からアンチセンス核酸の創薬で共同研究を行ってきた経緯がある。これによって両社は、現在治療薬のない希少疾患において治療が期待できる開発候補化合物の選定に成功している。
 今回、両社はさらに提携を拡大強化し、両社の創薬力を結集して戦略的に複数の新規核酸医薬品の創製に取り組むことにした。

 今回の包括契約では、日産化学の核酸創薬プラットフォームを用いて設計された核酸化合物を、三和化学がこれまでの生物評価技術を活かして薬効および安全性評価を行うことで、新規核酸医薬候補化合物の創出を目指す。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1713850835.pdf