2024年05月08日 |
東ソー、四日市 分離精製剤設備増強へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは8日、分離精製剤事業を拡大するため、四日市事業所(三重県)に約140億円をかけ、製造設備を新設すると発表した。設備は現在増強工事中だが、さらに20%増える。5月に着工し、完工は26年12月の予定。 分離精製剤は同社バイオサイエンス事業の柱の一つ。製品はバイオ医薬品等の製造工程で広く使用されている。バイオ医薬品市場は、抗体医薬品を中心に核酸医薬品、遺伝子治療薬など新たな分野が台頭しており、さらなる成長が見込まれている。 同社はこうした市場の伸長に対応するため、四日市事業所に製造設備を新設し、能力増強を図ることにした。また製造拠点および保管拠点の分散化により、事業継続計画(BCP)の観点からも強固な安定供給体制を構築していく方針。同計画を通じて需要の拡大にタイムリーに対応し、関連製品のラインアップ拡充につなげる。引き続きバイオサイエンス事業の拡大を推進していく方針だ。 <新設計画の概要> ▽立地 :四日市事業所 ▽対象設備 :分離精製剤製造設備 ▽生産能力 :約20%増(2024年7月増強完工後能力比) ▽投資額 :約140億円 ▽計画着工 :2024年5月 ▽完工予定 :2026年12月 ▽商業運転 :2027年6月予定 |