2024年05月09日
三菱ケミのバイオ系塗料、青森のローソン店採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ

 三菱ケミカルグループは9日、植物由来のポリカーボネートジオール「BENEBiOL(ベネビオール)」が、4月に青森県青森市にオープンした「ローソン 青森中央高校前店」の内装仕上げ用塗料に採用されたと発表した。
 
 「BENEBiOL」を原料にした塗料がローソンの店舗に採用されたのは「ローソン帯広西21条南四丁目店」に続き2店目。新オープンした店舗には、壁や天井・軒天部分に青森県産の木材が使用されている。その仕上げ用塗料としてバイオ原料の塗料が採用され、木材に柔らかであたたかみのある質感を与えている。

 「BENEBiOL」は三菱ケミカルグループが世界で初めて開発した植物由来のポリカーボネートジオールで、主にポリウレタン樹脂の主原料として使用されている。最大93%のバイオベース度を有し、従来の石油由来製品と比べて耐久性や耐薬品性などに優れている。自動車、家具、アウトドア用品向けの塗料・コーティング剤、合成皮革、人工皮革などに採用されている。今後も脱炭素社会に貢献する製品として展開を加速していく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1715221147.pdf