2024年05月13日 |
三洋化成、高純度EVを短時間で回収、新開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:三洋化成 |
三洋化成工業は13日、エクソソームなどの細胞外小胞(EV)を、簡単な操作で短時間に高純度で高収率に回収することおできる精製キット「 EXORPTION 」(エクソープション)を開発、コスモ・バイオ(本社:東京都江東区、柴山法彦社長)およびタカラバイオ(本社:滋賀県草津市、仲尾功一社長)を通じて5月から販売開始したと発表した。 簡便な操作により、90 分という短い時間で高純度の EV を高回収率に得ることを可能にした。体液を吸収する特殊なハイドロゲルビーズの入ったスピンカラムを用いており、一般的な小型卓上遠心機で精製処理することが可能で、専用装置は不要。現在普及している超遠心法と比較して約 1/20 の 90 分で精製でき、夾雑物(測定対象以外の混合物)量が約1/100 未満の高純度なEVを約10倍近い回収量で得られる。 ■「 EXORPTION 」の概要 ▽製品名:EXORPTIONR ▽精製原理:ハイドロゲル吸着法 ▽価格: 80,000 円(税別)/1箱10テスト入り ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1715571133.pdf |