2024年05月20日
帝人ファーマ、在宅腹膜透析で合弁会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

 帝人ファーマは20日、ジェイ・エム・エス(本社:広島市、桂龍司社長=JMS)と、透析患者の在宅治療に特化した合弁会社設立契約を締結したと発表した。

 新会社は血液透析や腹膜透析などの透析治療を行う。透析治療を行う患者数は2022年12月末時点で約35万人と多く、なお増加傾向にある。 ほとんどの透析患者は週に3回、医療機関へ通院し、1回あたり4~5時間程度、血液透析を行っている。このため患者の負担は大きく、自宅でライフスタイルに合わせた透析治療が受けられる、腹膜透析が注目されている。

 両社は、2023 年12月に多職種連携システム「バイタルリンク」の販売代理店契約を締結し、患者が自宅で腹膜透析治療が受けられる仕組みづくりに取り組んできた。今回、帝人ファーマ51%、JMS49%の出資比率で合弁監査役を設立することで合意、在宅腎不全治療事業の具体化に取り組むこと決めた。