2002年03月06日
可塑剤生産落ち込む、フタル酸系は36万トン台“15年前”の水準
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

 可塑剤工業会は6日、2001年12月および1~12月の可塑剤生産、出荷、在庫実績をまとめ発表した。
 
 12月はDOPやりん酸系、エポキシ系など1部で生産が前年を上回ったが年間トータルは全品目とも大きく落ち込んだ。2001年のフタル酸系生産量36万8,000トンは、15年前の1985~6年当時の水準。「塩ビ需要の回復がない限り、復活は難しい」と業界では見ている。
 
 12月の生産量はフタル酸系小計31,827トン(前年比102.2%)、内訳はDBP413トン(64.4%)、DOP22,327トン(103.7%)、DINP6,494トン(89.7%)など。
 りん酸系は1,108トン(106.0%)、アジピン酸系2,288トン(87.8%)、エポキシ系は1,708トン(138.3%)だった。
 
 1~12月生産量は、フタル酸系合計が368,99581トン(93.1%)、DBP7,252トン(89.9%)、DOP244,554トン(96.7%)、DINP92,133トン(85.0%)、その他24,642トン(92.8%)。
 
 同じくりん酸系生産量は12,312トン(79.6%)、アジピン酸系25,944トン(90.8%)、ポリエステル系12,332トン(92.4%)、エポキシ系16,677トン(93.5%)、可塑剤の全生産量は435,846トン(92.5%)だった。