2024年05月28日 |
東北大、海藻利用ブルーカーボン創出へ |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学は28日、福島国際研究教育機構(略称:F-REI(エフレイ))が公募した令和5年度「ネガティブエミッションのコア技術の研究開発・実証」委託事業に、同大学を代表機関とするコンソーシアム「浜通りブルーカーボンによるネガティブエミッションシステム構築のためのコンソーシアム」が採択されたと発表した。 プロジェクトは同大学大学院農学研究科の多田千佳准教授を中心に推進する。 本事業では牛の第一胃に共生する微生物を利用し、海藻を原料としたメタン発酵の高効率化、その副生物を海藻育苗に利用するための技術開発を行い、これらの技術を用いたエネルギー生産・資源循環利用によるCO2削減効果を調査する。ブルーカーボン生態系の創出、海業との連携による新ビジネス創出等での活用を目指す。事業期間は令和11年度までを予定。 <用語の解説> ◆ブルーカーボンとは、海洋生物の作用によって大気中から海中へ吸収された二酸化炭素由来炭素のこと。国連環境計画(UNEP)が「BLUE Carbon」と定義。 (詳細) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/05/press20240528-01-energy.html |