2024年05月29日 |
日本触媒、インドネシアでバイオ・ハラール展開 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本触媒 |
日本触媒は29日、インドネシア子会社のPT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA( NSI )が、現地生産するアクリル酸、アクリル酸エステルおよび高吸水性樹脂の全製品で、国際持続可能性カーボン認証(ISCC PLUS認)を取得し、製造・販売を開始したと発表した。これにより日本触媒グループは、ベルギー、日本、インドネシアにおいて、バイオマス由来原料等をマスバランス方式によって割り当てた認証製品について製造・販売するグローバルレベルでの供給体制を整えた。 アクリル酸およびアクリル酸エステルは、塗料や粘着剤などの原料となる。高吸水性樹脂は、主に紙おむつ材料として使用される。今回、ISCC PLUS認証を取得したことで、サプライチェーンを通じた環境負荷低減ならびに循環型経済に貢献する。インドネシアではそれぞれハラール認証も取得済みだ。 同社は2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、長期ビジョンおよび中期経営計画で掲げた“変革”を実行し、顧客の価値向上、持続可能な社会実現に貢献する。 <用語の解説> ◆ISCC PLUS認証とは :ドイツに拠点を置く持続可能性および炭素に関する国際認証組織であるISCC(International Sustainability and Carbon Certification)が展開する、バイオマスやリサイクル等の持続可能な原料・製品を対象とし、サプライチェーン上で管理・担保する第三者認証制度のこと。日本触媒グループは、ISCCの最新規定に則り、ISCC PLUS要求事項に準拠することを約束し、宣言している。 ◆日本触媒のISCC PLUS認証およびハラール認証製品 : ・アクリル酸 ・アクリル酸エステル(アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシル) ・高吸水性樹脂(アクアリックRCA) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1716945791.pdf |