2024年05月30日 |
NEDO、温水使用氷スラリー製造連続化に成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは、八戸工業大学への委託事業「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発」で、東京電機大学、高砂熱学工業と共同で、温水から氷点下冷熱を製造する吸収冷凍機と氷スラリー製造機を組み合わせた「熱リサイクルパッケージ(冷熱出力3kW)」を開発し、低温温水から氷片と水が混合した流動体である氷スラリーを連続して製造することに成功したと発表した。未利用熱を活用し、高い熱利用効率を実現した。 パッケージは、廃プラスチックなどを燃焼によってエネルギー回収する際に排熱として捨てられている低温の未利用熱エネルギーを氷スラリーに変換するもので、排熱回収として高い熱利用効率を実現するとともに、農産物、水産物などの輸送時冷蔵保冷剤として年間を通じて排熱の利用を可能にする。 同パッケージを使うことで、工場などから排出される低温の未利用熱を、工業、運輸、農林水産などの分野と連携するハブとなり、脱炭素社会実現へ貢献することが期待できる。 通常の氷はパイプ輸送が困難だが、氷スラリーにすることでパイプ輸送が可能になる。製氷の方法、氷のサイズ、水との混合比を研究し、廃刊の曲がりやつなぎ目でも氷が滞らない実用条件を得た。 ニュースリリース参照 https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101748.html |