2002年03月06日 |
日化協、14年度のLRI研究の募集を開始 |
神経毒性に関する研究も追加して計4テーマ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
日本化学工業協会は6日、LRI(ヒトの健康や環境に及ぼす化学物質の影響に関する長期自主研究)の平成14年度の研究募集を開始した。 LRIは、ICCA(国際化学工業協会協議会)に加盟している日化協、米ケミストリーカウンスル、欧州化学工業連盟の各団体が協力しあって推進しているレスポンシブル・ケア活動の一つ。毎年一定の予算を確保して、大学、国公立研究所、試験・研究企業などを対象に原則1年間の期限で研究を委託してきており、日化協の活動は平成14度が3年目となる。 14年度の研究テーマと募集件数は「内分泌かく乱物質に関する研究=3件」「化学発がんに関する研究=4件」「過敏症に関する研究=5件」「神経毒性に関する研究=2件」--の計4テーマ・14件となる。このうちの「神経毒性」の研究は新たに追加される新規テーマである。委託費は合計でおよそ1億5,000万円となりそう。 応募の締め切りは5月17日。選考時期は6月中旬。研究期間は14年9月1日から15年8月31日までの原則1年間。 なお、これまでの応募件数は12年度が33件、13年度が72件。また、採択件数は12年度が12件、13年度が24件であった。 |