2024年06月07日
三洋化成のバイオマス新素材「市川賞」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三洋化成

 三洋化成工業は7日、子会社であるサンノプコ(本社:京都市東山区、楡康治社長)が開発した木粉配合高機能テキスタイル「 MOC-TEX 」(モックテックス)が、(公社)日本木材加工技術協会の「市川賞」を受賞したと発表した。
 同賞は、日本の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発が業績として認められた個人や団体を表彰する制度。
 「 MOC-TEX 」は、木材を含む植物性バイオマス原料を約80%含有し、木の温もりや魅力を感じさせる高機能テキスタイル。国産木材を使用し、地域材の活用促進と付加価値向上に貢献することを目的に開発した。再生可能原料である木材を使用し、木屑のアップサイクルによる廃棄物の削減、石油由来原料の使用量削減などを実現した。
 今後、CO2排出量や廃棄物削減につながるサステナブル新素材として市場展開する。木質由来の吸放湿性、消臭性を有しており、家具、カバン、雑貨、アパレル、靴など多様な分野に向けて用途展開していく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1717726014.pdf