2024年06月12日 |
旭化成、4インチ窒化アルミ、24年度試販開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は12日、子会社のCrystal IS, Inc.( クリスタル・アイエス、本社:米国二ューヨーク州 )が製造する4インチ( 直径100mm )窒化アルミニウム(AlN)単結晶基板( AlN基板 )の使用可能面積が99%を超えてきたことから、国内外の半導体デバイスメーカーへのサンプル基板の提供を2024年度下期から開始すると発表した。 AlNは非常に広いバンドギャップエネルギーを持ち、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)よりも電力損失が小さく、耐圧が高いいポテンシャルを有することから、エネルギー効率に優れ、次世代のパワーデバイスへの適用やRF(高周波)アプリケーションへの展開が期待されている。 同社およびCrystal IS社は、サンプル提供を通じて社外のパートナーとのAlN半導体の研究開発を加速させ、実用化を進めていく方針だ。2024年度下期にはサンプル提供を開始する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1718169995.pdf |