2024年06月17日 |
BASFと中国造船大手、船上CO2回収で連携 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは17日、中国の造船大手、中船動力(CSSC Power Group =CPGC)が、BASFのOASE(オーエイス)blue技術を活用して、液化天然ガス(LNG)運搬船に船上CO2回収システム(OCCS)を導入すると発表した。 両社は2024年の上海国際カーボンニュートラル博覧会(CNE)で「船上CO2回収システムの実船適用に関する枠組み協定」を締結した。CPGCのOCCSは、海運業界の低炭素化と持続可能な発展を目指す。 OASER blueは燃焼排ガスからCO2を回収するBASFのガス精製技術で、省エネルギー、低溶剤損失、柔軟な運転条件を特徴としている。 今回の実船適用は、2023年のCNEで両社が締結した覚書に基づく取り組みとなる。現在、CPGCとBASFは、異なる種類の船舶に対する商業化を実現するため、実船条件に基づいたOCCSユニットの詳細設計を最適化している。過去1年間、両社がシステムプロトタイプの技術性能試験を実施した結果は、アメリカ船級協会(ABS)、フランス船級協会(BV)、日本海事協会(NK)などの船級協会によって承認されている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1718604697.pdf |