2002年03月06日 |
日本の汎用樹脂の中国向け輸出も1月は大幅増 |
HDPEは前年同月の3.5倍、LDPEは2.1倍 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
わが国による汎用樹脂の1月の中国向け輸出通関数量(香港向けを含む、以下同)は、全樹脂が前年同月の実績を大幅に上回った。同国の加工企業やトレーダーが国内在庫の大幅な縮小に対処してわが国にも活発な引き合いを寄せてきたことによるものと見られる。 中でもポリエチレンの拡大ぶりが目覚しい。HDPEは3.5倍、LDPEは2.1倍に達している。農ポリ用とショッピングバッグ用の需要が一段と膨らんできたのが最大の要因と見てよさそう。 また、1月はどの樹脂も総輸出量に占める対中国の比率がさらに拡大、PVCにいたっては91.6%にも達している。わが国の汎用樹脂メーカーや大手商社によると、2月も中国からの引き合いは引き続き活発で、価格も1月を上回っているという。 汎用各樹脂の1月の対中国輸出通関数量は次の通り。かっこ内は前年同月比。 ▽LDPE=14,435トン(208.4%)。対中国構成比67.2%。 ▽HDPE=16,854トン(351.9%)。同 62.6%。 ▽PP-H=13,544トン(125.3%)。同 63.1%。 ▽PP-C= 4,391トン(108.5%)。同 55.3%。 ▽PP計 =17,935トン(120.7%)。同 61.0%。 ▽PS =15,011トン(153.0%)。同 82.7%。 ▽PVC =68,364トン(145.1%)。同 91.6%。 |