2024年06月20日 |
新潟大など、新タイプのテルペン合成酵素発見 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:北海道大学 |
新潟大学(阿部貴志教授)、山梨大学(佐藤玄特任助教)、北海道大学(谷口透准教授)らの共同研究グループは19日、さまざまな生物のゲノムに隠されていた新しいタイプのテルペン合成酵素を発見したと発表した。 研究グループは立体構造モデルの類似性を基にした酵素探索を行い、従来方法では発見できない新しいタイプのテルペン合成酵素を多様な生物種(細菌・真菌・植物・原生生物)のゲノム情報から効率よく発見することに成功した。新しいタイプのテルペン合成酵素テルペン類探索のブレイクスルーとなる成果としている。 同研究成果は6月5日の英国科学誌「Chemical Science」のオンライン版ににHot article(注目論文)として掲載された。 <用語の解説> ◆テルペン類:炭素数5個のイソプレン単位から構成される天然有機化合物群の総称。微生物、植物、昆虫、動物など様々な生物種が生産する。テルペノイド、イソプレノイドとも呼ばれる。メントール、タキソール(抗がん剤)、ステロール類、カロテノイド類(色素、抗酸化物質)などが知られている。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/240619_pr2.pdf |