2024年06月21日
三菱ガス化、消化ガスからバイオメタ製造開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は、新潟工場(新潟県新潟市北区)に、消化ガスを原料にバイオメタノールを製造するための設備が完成し、国内初となるバイオメタノールの製造を開始したと20日発表した。同日、花角英世新潟県知事をはじめ関係者多数を招き披露した。

 同社は昨年、新潟県の下水道終末処理設備(浄化センター)から発生する消化ガスのうち未利用分を有効するため、県と売買基本協定を締結した。工場に既存設備を活用してバイオメタノール製造を設置した。
 
 同社は、新潟工場で製造するバイオメタノールや誘導品のジメチルエーテル(DME)で、持続可能な国際認証精度の一つである、ISCC PLUS認証を取得済みだが、今回新たに浄化センターから出る消化ガスについても県が同認証を取得した。「新潟県2050カーボンゼロ実現に向けた戦略」、「新潟県カーボンニュートラル産業ビジョン」への取り組みは進みつつあるようだ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1718935718.pdf