2024年06月21日 |
出光興産、韓国・SKと有機EL材料開発で覚書 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は21日、韓国・SK materials JNC CO., LTD.(本社:韓国京畿道華城市 )と有機EL材料である、ホウ素系蛍光青色ドーパント材料と、ホウ素系蛍光青色ドーパント材料に最適な蛍光青色ホスト材料の共同開発を目的とした覚書( MOU )を締結したと発表した。 出光興産は、有機EL材料事業で、蛍光青色材料(ドーパント材料・ホスト材料)ならびに周辺材料などの最先端の有機EL材料の開発・製造・販売を行っている。また、材料開発にとどまらず、有機 EL 材料の性能を最大限に発揮させる材料の組み合わせ技術の開発にも積極的に取り組んでいる。 SK materials JNC は、韓国のSKマテリアルズと日本のJNCが2020年に設立した合弁会社。ホウ素系蛍光青色ドーパント技術に関する基本特許をベースに、関連アイテムの研究開発から生産・分析・素子評価・品質管理までのトータルソリューションを提供している。 出光は引き続き有機EL材料の開発を加速させていく方針だ。 <用語の解説> ◆ドーパント材料:有機EL素子の発光層に適切な量を加える(ドーピングする)ことで、発光色を制御する役割を果たす物質。高性能青色ドーパントにより、高効率で広色域なディスプレイの実現が可能になる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1718951675.pdf |