2024年06月25日 |
伊藤忠、北海道でドローン実証実験に成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:伊藤忠商事 |
伊藤忠商事は25日、北海道南西部の内浦湾で、ドローンを使って医療機器を輸送する実証実験を実施した。内浦湾をまたいで約28キロ先の目的地へ届けることに成功した。 日本では、改正航空法(2022年12月)によってレベル4(有人地帯における目視外飛行)が解禁となり、ドローンの活用領域が大きく拡大した。医療機器輸送の場合はその目的から、輸送上の緊急性が求められることが多い。ドローンによって、全自動かつ高速で医療機器を搬送することは、社会的課題の解決にも貢献する。 実証実験は、竹山(本社:札幌市、土田拓也社長)、(一社)ドローン大学校(東京都港区、名倉真悟代表理事)、AIR WINGS合同会社( 本社:東京都江戸川区 )と共同で実施した。 ドローンは、伊藤忠が資本業務提携するドイツのWingcopter GmbH社製のeVTOL型製品を使い、竹山が提供する医療機器等を輸送した。室蘭市潮見公園から茅部郡森町まで、陸路だと2時間以上かかる距離を、空路約28分で運ぶことができた。 |