2024年06月26日 |
京セラ、ペルチェモジュールの新製品開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:京セラ |
京セラは26日、樹脂でコーティングした、高応答性のペルチェモジュール(サーモモジュール)について、さらに吸熱特性を向上させた新製品を開発したと発表した。 開発したペルチェモジュールは、最大吸熱量が従来製品比21%アップし、冷却能力が向上した。主に自動車のバッテリーやシートの温度調整に使用される。冷却能力向上により、バッテリーの長寿命化に貢献する。 同社は、2024年6月現在車載向けとして累計3,200万個の出荷実績を有している。今後も車載分野の発展に務めていく方針だ。 <用語の解説> ◆ 最大吸熱量(Qcmax)とは :最大電流で動作させた時のペルチェモジュールの吸熱量。ただし、熱電半導体の両端温度差が0℃の時と定義。 ◆ペルチェモジュールとは :半導体素子を銅板で挟み、電流を流すことで基板の片面が熱を吸熱(冷却)し、もう一方が放熱(加熱)するエネルギー変換デバイス。これにより、表面温度を急速に暖冷で変化させたり、特定の温度に調整し、キープすることが可能となる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1719365669.pdf |