2024年06月27日
クラレ、メタクリル生産能力縮小へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレは27日、国際競争が激化しているメタクリル事業について、メタクリル酸メチル(MMA)プラントの生産能力の最適化を決めたと発表した。このためMMAおよび一部の川下製品の生産および販売量は2025年7月から減少する見通しとなった。規模の最適化により、競争力強化を図る。

 同社のMMA事業の歴史は古く、1959年から新潟事業所でMMAやメタクリレートなどの製造販売を手がけてきたが、近年は新興国の進出もあり経営環境の悪化が続いている。将来的にも事業継続可能な収益を確保していくためには生産設備の最適化が不可欠と判断した。。

◇MMA  :現状67,000トン/年の生産能力を半減し、外部販売は停止する。
◇川下製品 :硫安、メタクリル樹脂成形材料の生産能力を縮小する。メタクリル酸(MAA)およびメタクリル樹脂シートは変更しない。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1719473930.pdf