2024年07月01日
三井化学、田中藍にウレタン子会社売却
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は1日、連結子会社でウレタン原料などを手がける活材ケミカル(東京都中央区、髙松功社長)の保有株式を田中藍ホールディングス(福岡県久留米市、田中達也社長)に譲渡することで合意し、6月28日に契約締結したと発表した。

 三井化学は長期経営計画「VISION 2030」の中で、事業ポートフォリオの見直しを行った結果、同事業の売却を決めた。田中藍HDとは、三井鉱山当時に特約店契約を締結するなど、古くから親密な関係にある。
 
 田中藍は1887年(明治20年)の創立。久留米絣向けに染料などを販売してきた。化学工業薬品、石化製品、染料、顔料、ゴム製品、油脂製品などの化学専門商社として業績を伸ばしてきた。
 活材ケミカルは田中藍HDの子会社になることで、事業機会の創出と事業領域の拡大が期待される。さらに両社のシナジーの発揮により商社としての機能も強化されるとして今回の契約締結となった。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1719800427.pdf