2024年07月02日 |
横浜国大と理研「量子社会研究」で連携協定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:横浜国立大学 |
横浜国立大学の先端科学高等研究院(梅原出研究院長)と、理化学研究所 量子コンピュータ研究センター(中村泰信センター長)は7月1日、量子力学の原理に基づく革新的な情報処理技術研究を推進するための連携協定を同日付で締結したと発表した。今後両機関の強みを最大限に発揮し、量子未来社会実現に向けた実用化研究加速を目指す。 量子コンピュータは、創薬、素材科学など、複雑な計算が必要な分野で応用が期待されている。現在世界中で量子技術に大きな研究開発投資が行われ、新たな技術開発のブレークスルーをもたらそうとしている。 横浜国大先端科学高等研究院は、ダイヤモンド中の窒素空孔(NV中心)を用いた量子インターネット・量子コンピュータに関する実証研究や超伝導素子を用いた極低消費エネルギー集積回路の研究で成果を上げている。理研量子コンピュータ研究センターは、ハードウェアからソフトウェアまで一貫した研究開発に取り組み、量子技術の可能性を拡げてきた。また、同センターは今年3月、国産超伝導量子コンピュータの初号機「叡」を稼働させている。 両機関は、相互の研究施設やノウハウ、人材交流等を通して双方の強みを最大限発揮していくことを目指して今回、連携協定を締結した。 (参考) ▽横浜国大ホームページ https://www.ynu.ac.jp/hus/koho/32023/detail.html |