2024年07月03日
住商、エクイノールと油井管 長期契約更新
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

 住友商事は3日、日本製鉄が製造する油井管を、ノルウェーのエネルギー企業Equinor ASA社( エクイノール )に最長9年間販売する長期供給契約を更新したと発表した。
 住商はこれまで35年以上にわたり、石油・ガス開発および温室効果ガスの削減に寄与するCCS事業に使用される油井管を日本製鉄から調達し、エクイノール向けに供給してきた。今回の契約更新は、住商と日鉄が供給する高性能油井管の安定供給やデリバリーサービス、サプライチェーン上の低炭素化や人権保護に対する着実な対応が評価されたことによるとしている。
 エクイノールは、欧州最大級のエネルギー企業で、天然ガス事業のほか、CCS事業、水素・アンモニア事業、風力発電などの脱炭素事業に注力している。

◆CCS事業とは :Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素回収・貯留)の略。主に発電所や工場から排出されるCO2を分離・回収後、地下に圧入・貯留する技術。