2024年07月09日 |
積水化、ペロブスカイト太陽電池に蓄電池 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化学工業 |
積水化学工業は9日、大阪本社(堂島関電ビル)に昨年10月実装した「フィルム型ペロブスカイト太陽電池付き建材パネル」に、積水化学製の「蓄電池ユニット」およびニチコン社製「パワーコンディショナ」を追加実装し、館内で再生可能エネルギーとして利用する運用を開始したと発表した。 積水化学が入居する堂島関電ビルは現在大規模リニューアル工事中で、2025年5月に完工の予定。ペロブスカイト太陽電池( PSC )は同工事に合わせて設置を進めてきた。今回「蓄電池ユニット」および「パワーコンディショナ」を追加実装し、11階コワーキングスペースへの接続を完了した。 PSCで発電した電力を蓄電池ユニットに貯留、館内のコワーキングスペースのコンセントなどで利用する電力供給システムとして稼働、万が一の停電時には非常用電源としても活用可能となる。また、今回採用したトライブリッド蓄電システムは、将来V2H(Vehicle to Home)スタンドを増設することで、PSCで発電した電力でEV車を走らせることも可能となり、さらなる用途拡大につながる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1720498162.pdf |