2024年07月18日

住友化学、天然素材で新プラットフォーム始動

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：住友化学

住友化学は18日、成分分析を介して天然素材の売り手と買い手をつなぐ、日本初のデジタル・プラットフォーム「Biondo（ビオンド）」をリリースし、専用 web サイトをオープンしたと発表した。 　「Biondo」は、同社が培ってきた高度分析やデータベースを基盤とし、DX(デジタル技術)を駆使することで新たな価値をユーザーへ提供する。持続可能な未来に向けて、限りある資源を有効活用することで、循環型社会の構築へ貢献するとしている。 　「Biondo」は、同社が有する高度な分析技術と豊富な天然資源のデータをベースとした、天然素材を売りたい人と買いたい人をつなぐデジタル・プラットフォーム。素材に隠された機能性成分を明らかにし、データライブラリの拡充を続けることで、顧客の素材探しを効率的にサポートする。素材を売りたい人と買いたい人のマッチング機能を備えている。 　循環型社会の実現に向けて、今後カギとなるのが、未利用資源の有効活用。例えば、食料由来の廃棄物は、年間約 2,400 万トンにもなるといわれる。「Biondo」は、分析を介してこうした資源の本来の価値を見出し、素材のリサイクルやアップサイクルを支援する。さらに、成長する健康・美容関連市場などをターゲットに、顧客への価値創出と社会課題の解決の両立を目指している。 　 ■「Biondo」の機能と特長 （1）約200種の化合物の定量的スクリーニングが可能な成分分析 （2）天然素材の分析データベース（350 種以上）からの情報検索 （3）素材情報でつながる取引先開拓 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1721276853.pdf