2024年07月18日 |
6月エチレン生産35.7万トン 前年割れ続く |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
石油化学工業協会は18日、6月の主要製品の生産実績を発表した。 エチレン生産量は前年比▲6.7%(前月比10.0%)の35万7,100トンで、4月から3カ月連続の40万トン割れとなった。定修は三菱ケミカルグループ(鹿島)と丸善石油化学(千葉)の2社2プラント(前年は1社1プラント)。稼働プラントの実質稼働率は77.6%で、前月まで維持してきた80%台を割った。 生産量を前年同月と比べると、プラスとなったのはHDPE、PS、SM、VCM、アセトアルデヒド、AN、合成ゴムBR、トルエンの計8品目で、あとのエチレンを含むLD、PP、PVC、EOGなど9品目はいずれもマイナスだった。PPはマイナス幅が24%、LDも16%とマイナス幅が大きかった。 同協会では、「全体的に消費マインドにやや改善がみられるもののなお足踏みが続いている。石化品も近年の6月の出荷としては低調に終わった」と総括。アジア輸出市場の動向も複雑で予測が困難なようだ。 ・18品目生産実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1721278560.pdf ・4樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1721278560.6 4樹脂生産・出荷・在庫実績(石化協) ・MMA https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1721278560.pdf |