2024年07月18日 |
ブリヂストンとJAL、タイヤ摩耗予測大型機へ拡大 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ブリヂストン |
ブリヂストンは18日、日本航空(JAL)が、タイヤ摩耗予測技術を活用した計画的なタイヤ交換オペレーションを、JALが運航するエアバスA350-900型機などの大型機へ対象拡大したと発表した。 航空機用タイヤは、安心・安全を大前提として、重荷重・高速度・高温~低温の幅広い温度帯など、過酷な状況下での機体の離着陸を支えている。数百回の離着陸の後に摩耗に伴いタイヤ交換が必要となるが、航空機や空港などそれぞれの使用環境によってタイヤの摩耗進展速度が異なる。そのため、計画的に交換時期を予測しにくく、突発的な交換時期や業務が集中するなどの課題があった。 そこで、2020年5月からジェイエア社が運航するリージョナル機を対象に、JALの航空機に関するフライトデータや知見と、ブリヂストンのタイヤに関する摩耗予測技術や知見を組み合わせ、交換時期を精度高く予測することで、計画的なタイヤ交換オペレーションを開始した。これまでにタイヤ交換業務の効率化やタイヤ・ホイールの在庫平準化・削減を実現してきた。タイヤ交換の「計画」 業務化の結果、整備士の予定外残業の削減や整備業務の品質向上に貢献してきた。 今回、これまでの両社の知見をもとにタイヤ交換オペレーションの対象を従来のリージョナル機から大型機へ拡大した。 |