2024年07月25日

積水化学、先端半導体材料設備増強

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：積水化学工業

積水化学工業は25日、武蔵工場（埼玉県蓮田市）に先端半導体製造工程に使用される、高接着易剥離UVテープ「SELFA」の生産能力の増強を行うほか、同製品を含む半導体関連材料の評価・分析が可能なR＆D拠点を台湾に新設することを決めたと発表した。 　高接着易剥離UVテープ「SELFA」は、高い接着性とUV照射による易剥離性を両立させたテープ。これにより、薄く研磨されたウエハー等でもダメージ無く加工することが可能になる。需要は、AI(人工知能）や高速通信向けパワー半導体向けを中心に好調で、市場規模は2030年には2023年比約2倍の1兆ドル規模に達すると見込まれる。このため安定的な供給体制の構築と品質管理レベルの強化を図る。 ＜投資の概要＞ ◇投資額：総額約50億円 （1）武蔵工場　稼働時期：2027年度 上期 （2）台湾半導体材料R&D拠点 　稼働時期：2025年4月予定 ■台湾半導体材料R&D拠点の概要 所在地：台湾新竹市 面　積：約370平方メートル 機　能：半導体材料関連製品（高接着易剥離テープ、層間絶縁材等）の評価・分析および設計開発 運営主体：台湾積水化学股●有限公司 （注）●はにんべんに分 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1721890492.pdf