2024年07月25日
住友化学、アルゼンチンで新規除草剤登録
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は25日、アルゼンチンで新規除草剤「ラピディシル」(一般名:エピリフェナシル)および同有効成分を含む製品が農薬登録を取得したと発表した。同製品の農薬登録取得は世界初。
 「ラピディシル」は、住友化学が独自開発した有効成分で、高いポテンシャルを持つ剤と位置付けている。PPO阻害剤と呼ばれる除草剤に属し、低薬量で優れた除草効果を示す特長を有する。
 
 アルゼンチンはブラジル、米国、中国に次ぐ世界第4位の農薬市場であり、今後も需要の伸長が予想されている。住友化学は南米地域に研究から製造・販売までの一貫した事業体制を構築する計画を進めている。
 アルゼンチンでは2024年の作付けシーズン向けに「ラピディシル」を含む製品の販売を開始する予定だ。
 
 同社は、2021年に米国、カナダ、ブラジルの各国で「ラピディシル」を含む除草剤の登録申請を行っており、現在各国の審査中だが、アルゼンチンでの上市を皮切りに主要国で「ラピディシル」を含有する製品ラインアップを拡充し、農業関連事業の成長ドライバーとしていく方針だ。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1721874998.pdf