2024年08月07日
東レ、岐阜工場の有害物質漏洩に対処
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東レ

 東レは6日、岐阜工場(岐阜県安八郡神戸町)構内で、土壌に有害物質のトリクロロエチレンを漏洩させたことが分かった。岐阜県の指導のもと「水質汚濁防止法(水濁法)」に基づく対策および調査を実施するとともに、結果を県当局に報告した。

<漏洩の概要>
(1)漏洩物の種類:トリクロロエチレン
(2)漏洩物の排出量:最大約10.1L(うち回収量5.1L)
(3)漏洩の日時:2024年7月13日5時30分頃
(4)漏洩の施設名:トリクロロエチレン供給ライン屋外配管
(5)漏洩先:当該配管(架空、高さ5.1m)の漏洩箇所下方の地面
(6)漏洩の原因:当該配管溶接部の腐食により発生したピンホールからの漏洩

■講じた措置
(1)措置の完了日時:2024年8月5日12時
(2)措置の内容:
 ▽土壌:土壌汚染対策法基準(0.01mg/L)を超えるすべての土壌の撤去を完了した。
 ▽地下水:観測井戸でトリクロロエチレンが地下水環境基準(0.01mg/L)以下であることを確認。
 ▽工場排水:排水口での測定でトリクロロエチレンが水濁法基準以下であることを確認した。