2024年08月07日 |
AGC、フッ素ポリマーの画期的な新製法開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは7日、乳化剤を使用しないフッ素ポリマーの画期的な製法を開発したと発表した。今後は同技術を活用して、脱炭素社会やデジタル社会の実現に向け同ポリマーを安定供給していく方針だ。 従来、一部のフッ素ポリマーは、フッ素系乳化剤を重合して製造してきた。非フッ素系に置き換えた場合は副生物が生成され、従来品並みの性能が発現しない課題があった。今回、AGCは乳化剤を使用せずにフッ素ポリマーを製造する画期的な製法を確立した。副生物の生成を極く少なく抑えることができ、従来法と同等の高性能を維持する。 フッ素ポリマーは半導体、自動車、エレクトロニクス、エネルギーなど幅広い分野で利用され、社会の持続的な発展に不可欠な素材。今回の開発技術による製品は、従来法による製品と同等の優れた耐熱性、耐寒性、耐薬品性、耐久性などの特性をもっている。AGCでは2030年までの量産化をめざして更なる開発を進める。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1722997479.pdf |