2024年08月21日 |
東ソー、生化学・免疫搬送で栄研、日立と協業 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは21日、日立ハイテク(東京都港区:飯泉孝社長)および栄研化学(東京都台東区:納富継宣社長)の両社と、国内臨床検査市場で、生化学・免疫搬送システムの販売について協業していくことで合意したと発表した。 臨床検査の場合、採血された血液は検査目的に応じて複数の採血管への分注作業が行われる。また、生化学的検査などの場合はそれぞれ専用の自動分析装置を用いて測定が行われる。これらの作業・測定には専用装置が必要となるが、近年は各装置を搬送ラインでつなぐことで検体移送の省力化やデータの一元管理等による効率化が求められており、さらに多様な検査室レイアウトへの対応も期待されている。 今回の協業は、3社が協力して合同販促していくものとなる。具体的には、日立ハイテクの検体前処理分注装置(LabFLEX)、自動分析装置(LABOSPECT)、搬送システムと、東ソーが有する全自動化学発光酵素免疫測定装置(AIA-CL)、およびこれらの測定装置の一元管理が可能な業務システム(LaboQ:ラボック) の特別仕様を開発し、IFシステム として3社合同で販促展開する。日立ハイテクの搬送ラインによるさまざまなレイアウトへの対応、ワンストップ検査の実現、業務支援システムによる管理業務の効率化が可能となる。3社は協業によりフォロー体制のさらなる充実を図っていく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1724217932.pdf |