2024年08月22日 |
東北大、緑茶のカテキン成分、歯周病予防に効果 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
歯周病はう蝕(虫歯)と並んで歯科の二大疾患と言われ、歯を失う大きな原因の1つ。その歯周病を引き起こす病因の1つとされるのがプラーク細菌だ。 東北大学歯学研究科の髙橋信博教授(口腔生化学)らの研究グループは21日、緑茶のカテキン成分の一種であるエピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)が、主要な歯周病関連 細菌の代謝および増殖を抑制する効果をもっていることを明らかにしたと発表した。 さらに、これらの歯周病関連細菌は、う蝕関連細菌よりもEGCGに対する感受性が高く、低濃度のEGCGでも効果があることが分かった。本成果は歯周病予防および良好な口腔環境維持のための新規開発に貢献できる可能性があり、さらに詳細な研究や臨床研究を通じてその実現が期待されるとしている。 本研究成果は2024年7月31日に学術誌「Archives of Oral Biology」でオンライン公開された。 (詳細) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20240821_01web_EGCG.pdf |