2024年08月22日
三菱ケミ、使用済みタイヤを再生利用
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ

 三菱ケミカルグループは22日、香川事業所(香川県坂出市)のコークス炉を活用して、使用済みタイヤのケミカルリサイクル化について検討を開始した。2025年度中に使用済みタイヤを原料とした資源循環型カーボンブラックの販売開始を目指している。
 タイヤ業界でサステナブルな原材料を求める動きが加速するなか、ゴム補強剤として使用されているカーボンブラックについても再生原料化のニーズが高まっている。三菱グループはサプライチェーンを生かすことで、破砕した使用済みタイヤを原料としてコークス炉に投入し、得られたタールから再びカーボンブラックを生産することができる。
 コークス炉を活用し、使用済みタイヤから再生産した資源循環型カーボンブラックを販売することは世界初の試みです。再生したカーボンブラックは通常品と同等の性能を有し、タイヤの水平リサイクル実現につながる。
2025年度には年間数千トン、30年度には数万トン規模の再生カーボンブラック販売を目指す。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1724304715.pdf