2024年09月03日 |
千代田、研究施設内に微量核燃料物質 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:千代田化工建設 |
千代田化工建設は3日、子安リサーチパーク(横浜市神奈川区)研究開発センターの研究棟施設内で今年7月、核燃料物質で、国際規制物資であるシュウ酸ウラニル(化学式:UO2C2O4・3H2O)数g残量の25g試薬瓶1本が、管理下にない状態で発見されたと発表した。 発見されたシュウ酸ウラニルは、1977年の国際規制物資の使用規制に関する法改正以前に、同社従業員が研究目的で、医薬用外劇物として購入したと推測される。 発見に伴い、同社は速やかに関係官庁である原子力規制庁に報告した。 専門機関による線量率測定の結果、試薬瓶近傍での測定値は 0.14μSv/h、距離 30 ㎝で 0.04μ Sv/h、保管容器に入れた状態で 0.04μSv/h とバックグランドと同等(自然界における放射線レベル)であることを確認した。 この結果、本件による放射線障害のおそれ、環境や人体への影響はないことを確認した。今後は、国際規制物資としての使用許可を取得の上で計量管理規定を制定し、徹底した管理保管体制を構築し、実践してく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1725330933.pdf |