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2024年09月09日 |
鹿児島大など、新種の未知ヨコエビ発見 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:鹿児島大学 |
鹿児島大学水産学部の小玉将史助教らと北海道大学の細木拓也研究員らの研究グループは9日、練習船かごしま丸・南星丸を用いて2023年2月に実施した乗船実習で、鹿児島湾湾口部水深約100 mの海底から端脚目ヨコエビ類(小型甲殻類の一群)の不明種を採集した。 採集されたヨコエビ類は、体長約7 mm前後の種で、半透明な薄茶色の体色に赤みを帯びた模様を持つ美しい種で、種同定したところ、クダオソコエビ科Photidaeソコエビモドキ属Podoceropsis に属すると考えられる。 だが、更に詳細に調べたところ、既知のいずれの種にも該当しない特徴を持つ未知の種(未記載種)であることが判明した。 そこで今回論文で、このヨコエビの新種に“nanseiae”という学名を付けた。採集に貢献した南星丸に献名した。また、和名も、南星丸にちなんで「ナンセイソコエビ」とした。 これらの研究成果は、2024年8月31日付で、日本ベントス学会と日本プランクトン学会が合同で出版する査読付き英文学術雑誌「Plankton and Benthos Research」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/240909_pr.pdf |