2024年09月12日 |
エーザイ、標的タンパク質分解誘導薬効果確認 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは12日、国立がん研究センターと共同で、同社が開発中の標的タンパク質分解誘導薬 E7820 について、がん種横断的な薬効評価をがん細胞移植モデルによって確認したと発表した。 評価試験は、患者由来のがん組織を免疫不全マウスに移植した患者由来組織移植(PDX)モデル(膵がん、胆道がん、胃がん、子宮体がん)で実施し、全体では38.1%、胆道がんでは58.3%、子宮体がんでは55.6%で腫瘍の縮小を観察した。 PDXモデルは治療効果の予測精度が高く、臨床データとPDXモデルの反応性の間に高い類似性があることから、本研究結果は胆道がんおよび子宮体がんにおける E7820 の腫瘍縮小効果を示唆している。 今回、 PDXモデルの全エクソンシークエンスを行い、E7820の有効性予測バイオマーカーとして期待できる遺伝子変異を同定した。 (詳細) https://www.eisai.co.jp/news/2024/pdf/news202465pdf.pdf |