2024年09月13日 |
クラレ、先端材料技術展にPVOHフィルム |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは、9月18日から東京ビッグサイトで開催される「SAMPE Japan 先端材料技術展2024」に参加し、同社製品のPVOHフィルムを、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)およびFRP(繊維強化プラスチック)のオートクレーブ成形用の副資材フィルムとして展示、紹介する。 PVOHフィルムは、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂に対して離型性が良く、かつガスバリア性を有する。また、適度な柔軟性をもち、真空引きにした際に成形物の形状に良く追従する。このため、CFRPおよびFRPのオートクレーブ成形に使用するリリースフィルムやバギングフィルム、両方の代替材に適している。また、本製品を使ったバギングフィルム1枚で、リリースフィルムやブリーザーを使用せずに成形することも可能になり、作業工程の短縮や副資材の削減を実現できる。 <用語の解説> ◆オートクレーブ成形とは : プリプレグ(樹脂が予備含浸した繊維シート)を重ね合わせ、真空条件下で加圧しながら熱硬化させる成形方法をいう。製品保護のため、離型性のあるリリースフィルム、空気の抜けを良くするブリーザーを重ねた後、空気を通さないバギングフィルムで覆い真空引きにします。その後、オートクレーブ内で加圧、加熱する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1726201475.pdf |